ドピカーン観音寺2009夏プログラム4日目。
今日は、会場拠点となっている憩いの広場屋台ブースで、「イタリア料理講習会」を開催しました。
講師は、イタリア人でイタリア郷土料理愛好家のブルネラ カズテリさん。
香川県は高松市在住で、イタリア香川交流会館の所属。イタリアの文化を日本に伝える為、はるばるやって来た方なのです。
今回、参加者のみなさんとチャレンジしたのは2品のイタリア料理。
1つ目は、「FRITTATA CON LE ZUCCHINE(フリッタータ コン レ ズッキーネ:スッキーニオムレツ)」
2つ目は、「PASTA ALLE MELANZANE(パスタ アッレ メランザーネ:茄子のパスタ)」
どちらも、イタリアの家庭料理としては、とても一般的で親しまれている料理だそうです。
ということで、いざ講習会開始。
ブルネラさんは、とても陽気な方で、終始参加者のみなさんお様子を見ながら、ざっくばらんに料理の内容を教えてくれます。
あくまでも家庭料理ということが前提。
特別な料理ではなく、普段それぞれが家庭で料理をするやり方を尊重しながら、とても分かりやすく解説してくれます。
参加者は、全員女性。勿論個々のご家庭で料理をしている方ばかり。
ブルネラさんの手際の良さや、日本の食文化との違いに驚きながら、真剣な面持ちで、先生の言葉に耳を傾けます。
はじめは遠慮していた参加者のみなさんでしたが、後半は積極的に料理に参加。
約二時間の講習会で、見事に二品の料理が完成しました。
「おいし〜!!」
「こんな味になるんですね〜。」
みなさん大満足の様子。
このように今年から拠点となっている会場は、いろんな目的で利用可能な空間を目指しています。
ドピカーン観音寺で料理の講習会ははじめてでしたが、ブルネラさんの熱心なご指導もあり、とてもステキな交流と学びの機会を作ることができました。
ブルネラさんは8月9日(日)の屋台パーティーでもイタリア料理を振る舞っていただくことが決まっています。先日ご紹介した焼き釜をつかったピッツァも期待大!
一方、オープンアトリエで絵画を制作中の船隠氏。
徐々に、絵が埋まってきました。
毎日朝から晩まで描きまくり。
若きアーティストの純粋な眼差しと、その姿勢に、胸が熱くなる!
是非一度お立ち寄りください。
さて、いよいよ明日ワークショップを控えた佐々氏は、と言いますと・・・。
またこれいったい何を作っているのやら・・・。
この衣装(?)いったい何に使うのでしょうか?
とにかく参加予定の子どもたちは期待いっぱい。
明日は海でサバイバル!行くぞー!
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by dopikankanonji
| 2009-08-06 21:44
| 2009
ドピカーン観音寺2009夏プログラム三日目。
今日の観音寺は快晴!
そして、嬉しいニュースが1つ。
昨年から本プロジェクトに参加してくださっている陶芸家の槙黄州さんが、今回の会場に、制作してくれていた焼き釜が完成しました。
「とんしょキッチン」に引き続き、今年から新たに恒常的にプロジェクトの拠点として利用する「柳町商業センター憩いの広場」は、今後の事業展開の中で、多様とに使える空間作りを目指しています。
その為の設備として「焼き釜」の制作を槙さんに依頼していた訳です。
灼熱の太陽が照り透ける中、約一週間ほどで、仕上げていただきました。
これもすべて街のため。槙さんの渾身の作です。
ここで制作のプロセスを簡単以後紹介。
最初に、ブロックで土台の枠を作ります。
ここは、火を焚くところになる訳です。
次に、調理するものを置く台。
この部分は、空気層を仕込んだ二重構造。
これがこの釜のポイント。
そして、上段にレンガを積み上げ、半円形の形を丁寧に形作っています。
煙突も忘れずに。
最後に積み上げたレンガの上に、モルタルを塗って完成。
緑の芝生の中に、映える焼き釜は、どっしりとした面持ちと可愛らしさを兼ね備えた理想的な者になりました!槙さんお疲れさまでした!
これでパン屋ビザを焼くと抜群においしいんですよ!
さて、本日のプログラムは、「屋台を創ろう!」の第二回目を実施。
初日の参加者と、今日はじめて参加する子どもたちで、会場は大賑わい。
使ったことのない工具をおっかなびっくり使う子どもたち。
それでも終盤は、まるで職人さんの様な真剣な表情で、イスやテーブルを作っていきました。
いよいよものづくりモード前回です!
また、ワークショップに参加してくれる子どもたちは、その場にいるアーティストの作品いも興味津々。
佐々氏の映像作品や空間を思う存分楽しんでくれます。
一方サバイバル中の佐々氏は、明後日に予定されているワークショップ「サバイバルに挑戦」の予行演習に余念がありません。
今日までの参加者の様子を見てエンジン全開の佐々氏。
広場の池で、懸命に趣味レーションを重ねています。けして遊んでるのではないのです。
とはいえ、いったいどんなワークショップになるのでしょうか。
明日は、イタリア料理講習会を開催!
乞うご期待!
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by dopikankanonji
| 2009-08-05 23:01
| 2009
ドピカーン観音寺2009夏プログラム二日目。
今日は、フラワーアレンジメント講習会を開催。
講師には、地元観音寺の駅通り商店街でお店と教室をやっている鶴見千恵美さん。
鶴見さんには、昨年から、この事業にご参加いただいていて今回で二回目の開催です。
当初予定していた定員を大きく上回ってしまったため、急遽時間を2回に分けて講習会を実施することに。大変ありがたいことです。
今回の内容は、プリアートに挑戦。
プリアートは、造花のアレンジメントです。
まずは、自分の好みの器を選んで、そしてお好きなお花をチョイス!
みなさん、先生のお手本に習って、見よう見まねで作品を作っていきます。
大人も子どもも、女性はお花が大好きなんですね。
はじめての経験でも、好きこそ者の上手なれ。
みなさんステキな作品に仕上がっていきます。
今回出来上がった作品は、8月9日(日)に開催する屋台パーティーに展示予定。
会場の空間を華やかに演出してくれることでしょう!
さて本日会場では、佐々氏が、広場の中心に制作した自宅の補修作業に没頭しておりました。
アシスタントの合田さんも必死。
なぜなら、ようやく梅雨明けしたとはいえ、一雨が来ると雨漏りがひどいんです。
佐々氏は、自分の作品の中で生活することが今回の重要なテーマ。
天井にへばりつき、雨漏りの箇所を探りながら、補修を続けます。
でも、なんだか楽しそう。正にサバイバル!!
そんな佐々氏のお隣では、子どもたちが、水場でばしゃばしゃ。
中心市街地の中に突如現れた広場に興味津々です。
また、鎌田氏の作品展示会場であるキラク館にも、子どもたちの姿が。
「これなんなん?」「どういうこと?」
不思議な空間に包まれて、困惑気味。
そりゃ街に突然こんな空間が現れたらとまどいますよね。
このように、ドピカーン観音寺では、特に子どもたちとアートの出会いが特に活発なんです。
アーティストが作る空間や作品、そして交流プログラムも今夏も是非楽しんでいただきたい!
ということで、明日の活動も是非お楽しみに!!
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by dopikankanonji
| 2009-08-03 20:20
| 2009
ドピカーン観音寺2009夏イベントプログラムが本日よりスタートしました。
そして、今回から新たにホームページを作成しました。まだまだ情報量も少ないですが(徐々に更新予定)、今まで以上にドピカーン観音寺について知っていただきたく思っております。是非ご覧ください!
■ドピカーン観音寺ホームページ
http://dopikan.jp
さて、先日紹介した鎌田氏や佐々氏の作品展示を筆頭に、今日から交流プログラムが始動します。
まず先陣を切るのは、ドピカーン観音寺ではもうおなじみの彫刻家ルカ ローマさんのワークショップ「屋台を創ろう!」。
今年から本事業を通じて利用可能となった柳町商業センターの敷地に屋台を造り、飲食を楽しめる空間演出を参加者のみなさんと一緒に行ないます。
一回目の今日は、みんなで屋台の雰囲気をのんびり楽しむ為のいす作りをすることになりました。
まずは、ルカさんから、基本的なイスの作り方と材料の説明。
素材は主に木材。いろんな種類の木材を組み合わせ、デザインを考えます。
「どんな形のイスを創りたい?」
ルカさんの問いかけにみんな頭を悩ませます。
せっかく色な人がくる屋台だから、ビックリする様なもの、心地のいいものなどなど
たくさんアイディアを出し合い、それぞれが作りたい形が描けた後は、早速制作開始。
メジャーとのこぎりを持って木材との格闘が始まります。
大人も子どもも一緒になって、木を切ったり、ビス打ちをしたり、黙々と作業をしていきます。
汗と木屑で全身ぎとぎとになりながらも真剣そのもの。
お昼を過ぎた頃には、素敵なイスが徐々に出来上がっていきました。
おやおや、あんまり気持ちよくて自分のイスで寝てしまった子もいます。
これで新しく出来上がる屋台空間もきっと華やかになることでしょう。
さて、本日は、このワークショップの他に、新しく始まったプログラムが一つ。
船隠雄貴氏によるアトリエ「絵描きさんのオープンアトリエ」がオープン。
船隠氏は、地元香川県の出身で、現在東京造形大学の4年生。
今回のプロジェクトに是非参加したいと志願してくれた、地元期待のホープです。
これから公開期間の2週間、とんしょキッチンを利用して、観音寺のみなさんと交流しながら、平面作品の制作を行なっていきす。
彼の作品によってとんしょキッチンがどのような空間に変化していくのか今後の活動報告にご期待ください!
一方、鎌田氏の作品展示会場には、主に地元のお年寄りの方々が訪れ、じっくりと鑑賞している様子がうかがえました。
鎌田氏が再現した街の風景は、この街に何十年と生活して来た人たちにどのような印象を与えているのでしょうか?こちらの状況や作品についても引き続きレポートさせていただきたいと思います。
今回初日の夜は、ささやかなオプニングパーティー開催しました。
まずは、明日からの活動にむけてまずは景気付けの乾杯。
そして、佐々氏の映像作品をみんなで鑑賞。
まずは無事に公開ができたことにスタッフ一同安堵の表情。
でもこれからが本番です。今回の会場を、今以上におもしろい空間に変化させていこう!
というわけで、明日以降も皆様のお越しを心よりお待ちしております!
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by dopikankanonji
| 2009-08-02 22:05
| 2009
ドピカーン観音寺2009の公開期間まで残り後一週間。
前回に引き続き、今回も県外から参加のアーティスト紹介第二弾として、
鎌田友介氏をご紹介!
鎌田氏は、神奈川県出身の現代美術作家。
実は四年前の2005年の企画に参加したことを皮切りに、2007年には「街と美術」展を企画・開催し、これまでも観音寺と深く関わって来たアーティストの一人です。
作品の展示場所は、彼がこれまでに2回、自身の展示会場としてきた旧キラク館です。
この空間は、かつて一階がパチンコ屋さんで二階が映画館。約20年ぐらい前まで、街の娯楽の中心として、親しまれて来た場所です。
今回の彼の作品タイトルは『再現』。
過去と現在の町並みを木材を組み合わせ再現する試み。
まずはプロセス!!
現在、旧キラク館では、非常に細かい木工の作業が続いておりますが、片岡氏、松森氏二人のアシスタントにも恵まれ、作品制作は快調!!
今は地面に寝かされている作品が立ち上がるのがとても楽しみ。
これまで彼が見て、変化した町並みが、いったいどのような情景としてうかびあがってくるのでしょうか?
完成作品と解説は、後日のブログで紹介いたします。
是非お楽しみに!
【鎌田 友介ブログ】
http://kamatart.exblog.jp/
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by dopikankanonji
| 2009-07-29 01:50
| 2009