ドピカーン観音寺2008第二期6日目。
今日は、プログラムがぎっしりと詰まった一日。
まずは、年間を通して「とんしょキッチン計画」を遂行してくれているDRIVE HOMEがワークショップを実施。タイトルは「アイランド」!
参加者の皆さんと一緒に、いろんな素材を使って「島」をつくり有明浜に浮かべて夕日を眺めようと言うロマンチックなワークショップ。
午前九時。参加する子どもたちが屯所に集まってきました。
キラク館に来ている常連さんも含めて12名の子どもたちとその保護者の方々が参加。
まずは、DRIVE HOMEの岡和田くんと野上くんからワークショプの内容について説明受けます。
でも、二人がモデルとして制作した星形の島に興味がいって集中できない子どもたち。まぁまぁのんびりいきましょう!
島を作る第一ステップは、どのような島を作るか構想を練ります。DRIVE HOMEのアドバイスを受けてイメージを膨らませていく子どもたち。
「どうしよ〜。」
なにぶん島を作ったことのある子は一人もいない為(あたりまえか…)試行錯誤が続きます。
「これ使ってもいいの?」
と、素材からアイディアを練る子も。
イメージが決まったら、さっそく島作り開始!
巨大なゴムのチューブや、ペットボトル、発泡スチロール、そして竹を使って自由自在に形を作っていきます。
本日は、香川大学経済学部の先生そして学生さんたちもスタッフとして参加。お兄さんお姉さんたちとにぎやかに作業を進めていきます。
お昼休みを挟み、作業を続行。
炎天下の中、今まで作ったことのない島作りに大人はばて気味。でも子どもたちは元気!
「次はこれを使いたいんだけど!」
と、どんどん素材を引っ張りだして来ては加工していきます。
のこぎりや電動ドリルを使うのも興味津々。そうした貴重な体験もしながら、筏のような形のもから、可愛らしい島まで、計6個バラエティーに富んだ島が出来上がりました!

さて、いよいよ次は有明浜へ島を運び、実際に浮かべて遊ぶことに。浜には、子どもたちの保護者の方々や、キラク館の常連さんで、泳ぎだけ参加の子どもたちにも多数お集いただきました。

みんな水着に着替えて準備万端!夕日には少し早い時間ですが、もう勢いは止まりません。
「では早速島を浮かべよう!」
DRIVE HOMEの合図で、着水!
ぎゃ〜!わぁ〜!と大騒ぎ!
普段の海水浴では一味違った興奮に包まれます。
嶋は、無事にすべて浮いているものの、上に乗るのは一苦労。何度も何度も乗ったり落ちたりしながら、島とじゃれ合う子どもたち。
何とも異様な光景。他の海水浴客からは無論注目の的です。

一通り自分たちが作った島で遊んだ後は、DRIVE HOMEがモデルとして作った巨大な星の島をみんなで浮かべました。そして、きれいな夕日が差し込んできました。
想定以上にロマンティックなエンディング。見慣れた有明浜の景色にも関わらず、参加者一同感激。
DRIVE HOMEの二人が、夏休みの思い出にとても素敵なプレゼントを子どもたちに贈ってくれた、そんな印象的なワークショップとなりました。
さて、一方キラク館では、昨年から引き続き「水引き」を用いた飾り作りのワークショップを行いました。
子どもから大人まで楽しめるこのワークショップは、昨年から大好評!
携帯電話のストラップや、ポストカードの飾り等、初心者でも楽しめる「水引き」の飾りを学べるのです。
講師は昨年同様株式会社土田の土田裕也さん。
「日本伝統の文化をこの機会に触れて、興味を持ってもらいたい!」
土田さんは、持ち前のユニークなキャラクターで、老略男女問わず、優しく丁寧に結び方を教えて下さいます。
初めは、悪戦苦闘していたご婦人方も、終わってみれば
「もっと教えてほしい!次は、もっと難しいものが出来るといいわね。」
と、向上心さえ芽生えるほど。
現在は、歴史のある伝統工芸に触れる機会が少なくなっています。ドピカーン観音寺では、プロジェクトの中で、新しい多様な表現を取り入れると同時に、こうした伝統文化に触れるプログラムを今後も継続して取り組みたいと考えています。
さて明日は、いよいよ第二期の最終日。
キラク館では、ルカローマさんの「迷宮で遊ぼう!」のゲーム大会、フラメンコダンサー ローマ 真由子さんによる「フラメンコ講習会」、そして夕方から石の公園広場にて「星空コンサート」が開催されます。
明日も盛りだくさんの内容でお送りいたしますのでよろしくお願いいたします。
明日も晴れますように!!
(漆)