ドピカーン観音寺2008第二期最終日。
今日は第二期の最終日ということで、プログラム満載の一日となりました。
まずキラク館では、ルカローマさんによる「迷宮で遊ぼう!」のゲーム大会が行われました。昨日に引き続き、香川大学の学生さんたちがスタッフとして参加。集まってきた子どもたちを4つのチームに分けて、大会スタート。
ルカさんからルールの説明を聞いて、早速迷宮に挑みます。
ルールは三つ。
1)お盆にボールを入れて落とさないように迷宮をクリアする。何個残るかな?
2)大きな箱を二人で運んでタイムを競おう!
3)何も持たずにタイムレース!
ではでは行きますよ〜!よ〜い、スタート!
今回ルカさんが制作した迷宮は危険がいっぱい!ロープに足を引っかけてずっこけることは勿論、足を擦りむいたり、頭を打ったり・・・。それでも子どもたちは、競技となると真剣です。多少のケガなんてそっちのけ。我先にと、迷宮の中を駆け巡ります。
「こっち!こっち!」
「ほら!急いで!」
周りの子どもたちの声援で、敵味方関係なく一体感が生まれる場内。何とも不思議な光景。参加している大人も大興奮です。
ひと通りゲームを終えて表彰式。
各ルールで優勝した子には、ルカさんからメダルが贈与されました。
ルカさんのワークショップは、単にゲームを楽しむだけではなく、ゲームをつくるプロセスを参加者に体感してもらう中で、一つの物語を創り上げていくような感覚に誘われます。 またその中で、自由にものづくりをしたり、遊んだりと、とても豊かな時間を提供してくれます。来年以降もルカさんの活動に期待大です。
さて、本日もう一つのプログラムは、ルカローマさんの奥様でもあり、プロのフラメンコダンサーでもあるローマ真由子さんによる「フラメンコダンス講習会」です。
昨年のオープニングパーティーで披露していただいて以来注目のフラメンコ。参加者の皆さんの期待も大きく、予想以上に多くのご参加をいただくことができました。
まず講習会では、最初に姿勢をとるところからスタート。
この姿勢をとるだけで、汗がにじみ出てきます。普段の運動不足がたたっているのか、ふらふらしている方もちらほら・・・。まだ始まったばかりですよ!
そして、徐々にステップやポーズの練習を開始。皆さん見よう見まねで体を動かしていきます。バックで流れている音楽に合わせて、ワン・ツー・ワン・ツー。一度ステップを終えるとなぜか笑いが。皆さんまだまだテレがあるのかな?
さて、一通りステップを学んだ後は、振り付けです。音楽に合わせ、通しでステップを踏みます。すると、な、なんとしっかりフラメンコの踊りになっているではありませんか!ポーズもしっかりと決めて『オレー!』。これには、先生も驚き。
「こんなに飲み込みの早い人たちは珍しいですよ〜。」
と、最後にはお褒めの言葉をいただきました。約一時間の講習会でしたが、皆さんとても良い汗をかき、素敵なポーズとステップを身につけていただけたことと思います。参加者の皆さん、そして真由子さんありがとうございました。
こうして日中のプログラムが終了し、夜は、柳町通り商店街の石の公園広場特設ステージで『星空コンサート』が行われました。
天気は快晴!正に野外コンサート日和です!
まずはじめに登場したのは、四国フォーク村の皆さん。4年連続で、このイベントに参加してくださっている名物バンドの皆さんです。懐かしい昭和のホークソングを多数聴かせてくださいました。
お次は、ファイブスターTHDのみなさん。今回初登場のロックバンドです。メンバーは、いつも本事業でおっ世話になっている株式会社五星の皆さんが中心。これまでのドピカーン観音寺の企画に触れて、自分たちも何かやってみたいという暑い情熱を持ってご参加いただきました!確かに熱い!
さて、野外コンサートの司会は、事業部長の大矢一夫さん。毎年、このドピカーン観音寺に情熱そそぐ、実行委員会の中心人物です。その大矢さんの心意気で、コンサートの途中ではありますが、観音寺市以外から参加しているアーティストの紹介をさせていただきました。
*「とんしょキッチン計画」を遂行中のDRIVEHOME野上君から進行状況を報告してもらいました。
*ルカさんといつもワークショップに参加してくれているまさむね君
*東京から来年の企画に向けて調査に来た若きアーティストたち
さて、MCを挟み、お次は、先ほど講習会でもご活躍いただいたローマ真由子さん所属のイスパニアフラメンコスタジオをの皆さんによるフラメンコダンスです。
何とも情熱的な踊りと音楽。この夏、このドピカーンにぴったり。はじめてフラメンコを見た方も多かったようで、会場は大盛り上がり!アンコールも飛び出し大盛況でした。かっこいいんですよ〜。
そして、最後に登場いただいたのは、観音寺市出身植木陽史さん率いる和楽器演奏家集団『独楽』の皆さん。昨年に引き続き二回目のご出演。この独楽の皆さんは、太鼓・琴・三味線・尺八などたくさんの和楽器の音色を思う存分聞かせてくれます。夏の夜空に響く和楽器の音色は、観音寺の情緒溢れる町並みと呼応して、何ともいえない雰囲気を醸し出します。
最後には、来場者の方々にステージへ上がってもらい、一緒に演奏する企画も用意してくださいました。ありがとうございました!
さて、こうしてドピカーン観音寺2008第二期が終了となりました。
とはいえ、今年は、第三期まで活動を予定しています。この第二期も、恒常的なアートステーションの制作と、日常的なコミュニテーの形成のプロセスにすぎません。第三期は、DRIVE HOMEの二人いよいよ「とんしょキッチン」が完成させます。
また引き続き、当ブログにてご紹介致しますので、ご覧下さい。
まずは、第二期プログラムにご参加いただいた皆様ありがとうございました!
第三期もお楽しみに!